スペインや南米諸国を中心に、世界の20カ国で公用語とされているスペイン語。巻き舌の発音や、女性名詞、男性名詞があり難しいイメージがありますが、DILAが受講生に実施したインタビューをもとに作成した「各言語の難易度表」によると決して難易度の高い外国語ではないんですよ。発音、文字ともに「◎=やさしい」という結果がでています。
スペイン語の発音は五つの単母音が日本語のアイウエオと類似していて、発音は明瞭で、アクセントが無い場合も曖昧になったりしません。この点は日本人に発音しやすい言語と言えます。さらに日本語と同じように、すべての音節が等間隔で発音されるので、リズムがつかみやすいと思います。ただ、日本語にない音として、舌を震わせる巻舌音の[r]と、日本語のハヒフヘホに相当する軟口蓋摩擦音などがあります。2時間から3時間程度、講師の指導を含めて10時間程度学習しながら発声すれば、ネイティブ・スピーカーにも通じる発音にまで上達できます。文字はアルファベットなので馴染みがありますし、表記法もサイレントである[h]を除いては、表音的・規則的で親しみやすいものです。
むしろ、スペイン語習得の鍵は文法です。少々厄介ですが、確実に習得しましょう。名詞には男性名詞と女性名詞がありますが、語尾によってだいたい見分けることができます。最も大変なのが、動詞の語形変化です。主語が省略されることが多いので、動詞の語尾変化から主語を判断する必要があります。一つの動詞には文法上、51もの語形があるのです。ただ、不規則変化動詞の種類が少ないので、一度覚えてしまえば、後は繰り返し使って慣れるだけです。
スペイン語は1日4時間で1カ月も学習すると日常生活に必要な基本コミュニケーション能力が身につきます。この程度の学習時間でも、海外赴任でコミュニケーションが取れますし、海外旅行でも、買い物、ホテル、食事等の場面でそれなりに対応できるようになります。
スペイン語は、スペイン本国はもちろん、メキシコ、チリ、アルゼンチン等中南米諸国でも通用します。旧植民地であった関係から、フィリピンにもスペイン語の話者がいますし、近年では、アメリカ国内でもヒスパニックと呼ばれる人々が増え、その半数はスペイン語を第一言語としていると言われています。スペイン語は明るく、リズム感ある言語で、ラテン音楽の好きな人には必修の言語ですよ。
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